ETHICS for YOUTH
2026年春号

[評]教室のようすを客観的に描くことで距離感を出しています。日常の倦怠感を表しつつ結びには希望があります。

[評]模索しながら進んでいく意志を静かな調子で述べています。「答え」「解」などの言葉選びも行き届いています。

[評]作品に流れる時間のゆるやかさと、五感にふれる描写とにより、読者が作者の心情に無理なく一体化できます。
掲載作品




文芸作品の選考を共にしている人がいます。多くの作品を読んで指導に当たる先生です。先生の言うには「私は、作者が自分を表現しようとしている作品を応援したい」。好きな既存の作品や好きな言葉に触発されて、似たような世界を作る。それも創作の動機ではあるけれど、学習により作れてしまうし、同様の作品を他の人も作る。それよりも作者がそのときの自分の状況から作りたくなった、作らずにいられなかったのだろうと感じる作品を、応援したいと。表現の原点を考えさせられます。前者のタイプの作品が評価されないわけではありません。前者では完成度が評価のポイントになってきます。
選評(審査と講評)
エッセイスト
岸本葉子さん
神奈川県生まれ。食や暮らし、旅のエッセーのほか、俳句にまつわる著書も多数。『俳句、はじめました』『NHK俳句 岸本葉子の「俳句の学び方」』など。

イラスト:髙田茂和
※この記事は『ETHICS for YOUTH』2026年春号(No.13)に掲載した記事に加筆したものです。
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