[ 特集 ]ミュージアムに行こう!

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島根県立美術館

水との調和がテーマの美術館。建物は、水面と大地をつなぐ「なぎさ」をイメージし、開放感あふれるロビーは、「日本の夕陽百選」にも選ばれた宍道湖の絶景スポット。「水を画題とする絵画」を中心に、国内外の作品を収集。2階では、常時約40点の「北斎コレクション」を展示。

島根県松江市袖師町1-5

0852-55-4700

[3月~9月]10時~日没後30分まで(入場は日没時刻まで)
[10月~11月]10時~18時30分(入場は30分前まで)

火曜 ※企画展の開催日程にあわせて休館日変更の場合あり

【コレクション展】一般300円、大学生200円、小中高生無料 ※団体料金あり
【企画展】展覧会ごとに異なります

9月20日(金)~11月4日(月・振休)

落合朗風《華厳仏》昭和6(1931)年 鶴布山珍蔵寺蔵

ユース世代の皆さんへ

毎月第3日曜日「しまね家庭の日」に、家族で来館された高校生以下の方の観覧料が無料。

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足立美術館

美術館外観

四季折々の自然が美しい日本庭園と日本画の調和を楽しめる美術館。近代日本画の巨匠・横山大観をはじめとした近代から現代の日本画、北大路魯山人の陶芸、童画などのコレクションを四季のうつろいとともに公開している。

横山大観特別展示室
魯山人館展示室

島根県安来市古川町320

0854-28-7111

夏季(4~9月)9時~17時30分、冬季(10~3月)9時~17時

年中無休(新館のみ休館日あり)

【入館料】大人2300円、大学生1800円、高校生1000円、小中生500円(2025年4月1日より、大人2500円、大学生2000円、高校生1000円、小中生500円) ※団体料金あり

11月30日(土)まで
https://www.adachi-museum.or.jp/archives/exhibition/autumn2024/

ユース世代の皆さんへ

●公立学校が休日となる土曜日は、小中高生の入館料が無料(要学生証提示)

自然の山々を借景とした「枯山水庭」をはじめとする5万坪の日本庭園は、いつでも美しく鑑賞できるように手入れしています。専属の庭師が365日管理し、さらに開館前には職員総出で清掃を行っています。その徹底した管理体制が評価され、アメリカの日本庭園専門誌のランキングで「庭園日本一」に選出されています。

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下瀬美術館

エミール・ガレの庭

ユネスコ「世界で最も美しい美術館」に選出された美術館。建築家・坂茂氏が設計。水盤に並ぶカラフルなキューブ型の「可動展示室」でアートに浸る時間を楽しめる。下瀬美術館を中心に、10棟のヴィラとレストランからなる「Simose Art Garden Villa」で構成。カラーガラスに覆われた8つの可動展示室の隣には、四季折々の草花が見られる「エミール・ガレの庭」がある。

イラスト:藤 美沖

広島県大竹市晴海2丁目10-50

0827-94-4000

9時30分~17時(入場は30分前まで)

月曜(祝休日の場合は開館)、年末年始、展示替え期間

【観覧料】一般1800円、高大生900円、中学生以下無料
※団体料金、 大竹市民割引、Webチケット割引あり。 ※エミール・ガレの庭、望洋テラス(展望台)も観覧可。
【特別展】展覧会ごとに異なります。

11月24日(日)まで

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大原美術館

白壁の蔵屋敷や柳並木などの趣ある景観が楽しめる倉敷市、美観地区に位置する美術館。日本初の西洋美術中心の私立美術館として1930年に開館した。実業家・大原孫三郎の支援の下、洋画家・児島虎次郎が収集した西洋美術作品から始まり、西洋、日本の現代美術へと範囲を拡大。モネ、エル・グレコ、ピカソなど世界的名画、青木繁、岸田劉生ら日本の作品も多数常設展示。

クロード・モネ《睡蓮》
ポール・ゴーギャン《かぐわしき大地》
岸田劉生《童女舞姿》

岡山県倉敷市中央1-1-15

086-422-0005

[3月~11月]9時~17時[12月~2月]9時~15時(入館はいずれも30分前まで)

月曜(祝日・振替休日の場合は開館)、冬期休館あり ※7月下旬~8月は無休

【入館料】(本館/工芸・東洋館 共通)一般2000円、小中高生および18歳未満500円、小学生未満無料
【企画展】

4月23日(火)~9月23日(月・振休)

ユース世代の皆さんへ

倉敷市内の小中学生は、いきいきパスポート利用で無料の日があります(2024年9月~)。学校の授業でならった、教科書に出てくるような作品を展示。絵画だけでなく、工芸作品(陶器、版画、染色(布))や甲骨文字、ミイラ包皮などの東西アジアの古美術なども楽しめます。

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岡山県立美術館

後楽園や岡山城のほど近く、岡山市の中心街に立つ美術館。剣豪・宮本武蔵の書画や、アメリカに渡って活躍した国吉康雄の洋画など、郷土・岡山にゆかりのある優れた美術品を数多く収集し、「岡山の美術展」(収蔵品展示)で定期的に展示替えを行いながら紹介している。

岡山県岡山市天神町8-48

086-225-4800

9時~17時(入館は30分前まで)

月曜(祝日の場合その翌日)年末年始、展示替え期間中

【観覧料(岡山の美術展)】一般350円、大学生250円、小中高生無料、65歳以上170円 ※団体料金あり。
【特別展】展覧会ごとに異なります。

9月16日(月・祝)~11月10日(日)

一級文物《瑪瑙象嵌杯》5~7世紀/イリ州博物館

ユース世代の皆さんへ

岡山県立美術館は、「岡山ゆかり」をキーワードに作品を収集し、「岡山の美術展」にて展示しています。また、国内外の芸術活動を紹介する展覧会を「特別展」として開催。他にもワークショップやフロアレクチャーなどのイベントも行っています。最新情報は、ホームページをご確認ください。

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山口県立美術館

山口県ゆかりの作家の作品を所蔵する郷土色豊かな美術館。幅広いジャンルの作品をテーマごとに企画するコレクション展で紹介。畳に座って日本美術作品を眺められる展示室は人気です。この他、年数回の特別展もお見逃しなく。

山口市亀山町3-1

083-925-7788

9時~17時(入場は30分前まで)

月曜(ただし、2024年9月16・23日、10月7・14日、11月4日は開館)

【コレクション展】一般300円、学生200円、18歳以下と70歳以上および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学する生徒は無料。 ※団体料金あり
【特別展】展覧会ごとに異なります。

9月12日(木)ー11月10日(日)

ユース世代の皆さんへ

特別展「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」では、世界を驚かせる日本ならではの手わざ・技術を、現代の工芸美術品で体感できます。
●18歳以下無料

四国
愛媛県美術館

参加創造型の美術館として、国指定史跡の松山城跡内に開館。愛媛ゆかりの作家の作品に加え、海外作品や近代日本を代表する作品約12,000点を収蔵。特に日本初のグラフィック・デザイナーとして活動した杉浦非水、山の版画家と知られる畦地梅太郎、戦後日本のイラストレーショを牽引した真鍋博の大規模なコレクションを誇ります。

愛媛県松山市堀之内

089-932-0010

9時40分~18時(入館は30分前まで)

月曜(祝日・振替休日の場合は開館、翌日休館)、12月29日~1月3日 ※毎月第1月曜は開館し、翌火曜日が休館。

【コレクション展】一般330円、高大生220円 中学生以下無料、満65歳以上無料 ※団体料金あり。
【企画展】展覧会ごとに異なります。

9月7日(土)~11月17日(日)

ユース世代の皆さんへ

「バンクシー&ストリートアーティスト展」では、バンクシーを紹介する章では、話題の作品や、パレスチナの紛争をテーマに反戦の意を込めた作品などを展示します。バンクシーが作品に託したメッセージをぜひ感じ取ってください。

四国
地中美術館

瀬戸内海に浮かぶ島、直島に位置する美術館。「自然と人間との関係を考える場所」として、2004年に設立。瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設される建築は安藤忠雄によるもの。クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品を恒久設置。地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して作品と空間がさまざまな表情を見せてくれる。

香川県香川郡直島町3449-1

087-892-3755

[3月~9月]10時~18時(最終入館は17時)[10月~2月]10時~17時(最終入館は16時)

月曜(祝日の場合その翌日)

[~9月]2100円、15歳以下無料[10月~]平日2800(2500)円、土日祝3000(2700)円、15歳以下無料 ※カッコ内はオンライン購入の場合

四国
ベネッセハウス ミュージアム

ベネッセハウス ミュージアム

ベネッセハウス ミュージアムは「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館。建物の設計は、建築家・安藤忠雄。収蔵作品の展示に加え、アーティストたちがその場所のために制作したサイトスペシフィック・ワークが恒久設置されている。

ベネッセハウス ミュージアムがある直島は、ベネッセアートサイト直島の活動の場のひとつ。ベネッセアートサイト直島は、瀬戸内海に浮かぶ島、直島・豊島(香川県)、犬島(岡山県)を舞台に展開されているアート活動の総称。各島の自然や地域固有の文化の中に、現代アートや建築が置かれ、特別な場所となっている。アート作品との出会い、島の自然や人々との触れ合いを通じて、ここだけの体験ができる。

ベネッセハウス ミュージアム

香川県香川郡直島町琴弾地

087-892-3223

8時~21時(最終入館は20時)*ヴァレーギャラリーは9時30分~16時(最終入館15時30分)

年中無休

【9月30日まで】1300円 
【10月1日から】オンライン購入 1300円、現地購入 1500円 ※15歳以下は無料、ベネッセハウス宿泊者は無料
※同じチケットでヴァレーギャラリーも鑑賞可

2025年1月5日(日)まで

シンガポール・ビエンナーレにおいて「ベネッセ賞」を受賞した4名のアジアの現代アーティスト(アマンダ・ヘン(シンガポール)/ズル・マハムード (シンガポール)/ヤン・ヘギュ (韓国/ドイツ) /パナパン・ヨドマニー (タイ))が、ベネッセハウス ミュージアムの空間にあわせて再構成した作品や、直島の人々の協力により制作された新作などの作品を展示しています。

ユース世代の皆さんへ

ベネッセアートサイト直島では、各島でのアート作品との出合い、瀬戸内の風景や地域の人々との触れ合いを通して、訪れてくださる方が「ベネッセ=よく生きる」とは何かについて考えてくださることを目指しています。ぜひ、あなただけの体験、発見をしに来てください!

四国
高知県立美術館

国分川河畔にあり、高知の伝統工芸・土佐漆喰の外観が印象的な美術館。世界有数のマルク・シャガール・コレクションで知られ、入れ替えながら常設展示しています。ほかにも、パウル・クレーや高知ゆかりの写真家・石元泰博など国内外の作品を幅広く収蔵。能舞台のあるホールでは、国内外の演劇・コンサート・映画・伝統芸能などを上演している。

高知市高須353-2

088-866-8000

9時~17時(入館は30分前まで)

12月27日~1月1日

【コレクション展】一般370円、大学生260円 高校生以下無料 ※団体料金あり。
【企画展】展覧会ごとに異なります。高校生以下無料

7月6日(土)~9月22日(日)

11月9日(土)~2025年1月5日(日)

河田小龍《神霊矢口渡》制作年不詳

ユース世代の皆さんへ

展覧会はもちろん、館内にあるさまざまな展示物も探しながら館内を巡ってみてください。アート情報コーナーには、アートにまつわる書籍も用意しています。お気に入りを見つけてください。
●高校生以下はコレクション展、企画展とも無料

九州
福岡市美術館

撮影:山中慎太郎(Qsyum!)

重要文化財を含む茶道具、仏教美術のほか、九州出身の近代洋画家、ミロ、ダリ、ウォーホルをはじめとする20世紀の作家の作品、さらには現代美術作品まで、世界的な名品を含む約16,000点の幅広いコレクションを収蔵。

福岡市中央区大濠公園1-6

092-714-6051

9時30分~17時30分、7~10月の金・土曜は20時まで(入館は30分前まで)

月曜(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始

【コレクション展・企画展】一般200円、高大生150円、中学生以下無料 ※団体料金あり。
※福岡市、北九州市、熊本市、鹿児島市在住の65歳以上無料
【特別展】展覧会ごとに異なります。

九州
長崎県美術館

「長崎水辺の森公園」に隣接し、自然を感じながら美術に親しめる美術館。収蔵作品は、長崎ゆかりの美術とスペイン美術が中心。

常設展示室
運河上の空中回廊にあるカフェ
長崎港を一望できる屋上庭園
イラスト:藤 美沖

長崎市出島町2番1号

095-833-2110

10時~20時(変更の場合あり)※展示室最終入場は閉館の30分前まで

毎月第2・第4月曜(休日・祝日の場合は火曜)ほか 企画展により異なる。

【コレクション展】一般420円、大学生・70歳以上310円、小中高生210円、シニア310円 ※団体料金あり
【企画展】展覧会ごとに異なります。

11月10日(日)まで

ユース世代の皆さんへ

県内在住の小中学生はコレクション展は無料。

九州
大分県立美術館(OPAM)

五感で楽しみ、新たな発見や刺激を受けられる美術館。大分ゆかりの作家の作品約5000点を収蔵する。フリースペースにはガラス張りの開放的なアトリウム空間が広がり、誰もが気軽にアートと触れ合える展示作品やカフェ、ミュージアムショップなどが併設されています。

大分市寿町2番1号

097-533-4500

10時~19時(金・土は20時まで。入場は30分前まで)

年中無休(臨時休館あり)

【コレクション展】一般300円、大高生200円、中学生以下無料 ※団体料金あり
【企画展】展覧会ごとに異なります。

11月22日(金)~2025年1月19日(日)※休展日:12月20日(金)

ダリ展

ユース世代の皆さんへ

2024年は、ダリの生誕120周年であり、シュルレアリスム宣言100年の節目に当たります。この展覧会をきっかけに、観衆を魅了した「シュルレアリスト・ダリ」と、その背景にある「人間・ダリ」の複雑で繊細な内面を知り、ダリがどんな芸術家であったのか探ってみてください。展示は、諸橋近代美術館の所蔵品を中心に、作品約70件と関連資料で見応えがあります。
●大学生・高校生は1000(800)円、中学生は無料。※()内は前売りおよび有料入場20名以上の団体料金

九州
熊本県立美術館

国の特別史跡である熊本城の二の丸広場の一角に位置し、古代から現代までの美術を網羅する総合美術館。「装飾古墳室」は古代の造形美を美術の原点として捉えている。「細川コレクション永青文庫展示室」では、熊本ゆかりの永青文庫の名品を鑑賞することができる。

熊本市中央区二の丸2番

096-352-2111

9時30分~17時15分(入館は30分前まで)

月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始など

【共通券(別棟展示室+本館二階展示室)】一般430円、大学生260円、高校生以下無料 ※団体料金あり
【特別展】展覧会ごとに異なります。

9月27日(金)~11月24日(日)

ディック・ブルーナ 《miffy 45th》 『うさこちゃん びじゅつかんへいく』(1997年)より 2000 年 ディック・ブルーナ・ジャパン所蔵
ディック・ブルーナ 《がちょう》 2000年 ディック・ブルーナ・ジャパン所蔵

ユース世代の皆さんへ

「美術館に行こう!」展では、ミッフィーと一緒に熊本県立美術館の所蔵品を鑑賞し、子どもから大人まで美術に親しむ展覧会。ミッフィーを生んだ絵本作家でありグラフィック・デザイナーのディック・ブルーナの作品も展示し、その表現の秘密に迫ります。

本記事内の情報について
※本記事内の情報は2024年9月1日時点のものです。掲載情報は変更とる場合がありますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
※本記事は『ETHICS for YOUTH』第7号の記事を一部転載しています。

更新日:2024年9月26日